十五夜を見てみよう

「十五夜」とは旧暦8月15日の月を指し、お月見をする習わしがあります。
「中秋(ちゅうしゅう)の名月」とも呼ばれ、今年は9月10日(土)です。
ぜひ、ご家庭でもお月見にちなんだ絵本の読み聞かせなどをしてみてくださいね。
きっと、十五夜が待ち遠しくなりますよ。
絵本を読んだ後は、お団子やススキを準備して実際にお月見を楽しんでみましょう。

【お月見に関する絵本のご紹介】
・14ひきのおつきみ – 童心社
・おつきみおばけ – ポプラ社
・おつきみうさぎ – 童心社など

【お飾りの意味】
・団子…穀物の収穫に感謝し、米を粉にして丸めて作ったのが月見団子のはじまりです。丸い形は満月を表しているそうです※団子は子どもの窒息につながる恐れがありますので、お供えする際は、必ずこどもの手の届かない場所に置きましょう。
・ススキ…稲穂。稲穂は月の神様の依り代(神様が宿るもの)と言われています。
・イモ類…十五夜は里芋の収穫期でもあるため、もともと里芋をお供えしていました。十五夜の別名は「芋名月(いもめいげつ)」と呼ばれています。
・旬の野菜や果物…かぼちゃ、栗、葡萄、りんご、梨など、その時期の野菜やくだものをお供えします。葡萄などのツルものは、どこまでものびる様子から「繁栄」や「月と人との繋がりが強くなる」として縁起が良いとされています。

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幽玄洞(一関市東山)

幽玄洞は、奥州市から車ですぐに行ける鍾乳洞(洞窟)です。中に入るとウミユリ、三葉虫、フズリナ、古代珊瑚などの化石がみられます。それもそのはず、なんと洞窟の地層は3億5千万年前のものなんです。北上川の東側の地層は、はるか昔赤道付近の海底が移動してここまでやってきて、土地が盛り上がってできました。北上川の東側の前沢でもクジラの化石(マエサワクジラ)が発見されています。

洞窟の見どころに、ひょうたん池や水深10メートル以上の地底湖もありますので、ぜひ親子で洞窟探検をしてみましょう!

【豆知識】

ちなみに、日高ななつ星のある北上川の西側はおよそ5千万年前の火山活動によりできました。その証拠に平泉では藤原3代が治めていた平安時代には金が、さらに西側の秋田県湯沢市では銀が採れました(院内銀山)。

さて、皆さんにとって身近な北上川は、歴史が全く違う地層が出合うとても珍しい場所なんです。河原では、両方の地層からできた様々な石が見つかります。「注文の多い料理店」で有名な宮沢賢治も石集めが大好きだったそうですよ。もし河原に行く機会があっても、お子様の手は放さないようにして下さいね。

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奥州宇宙遊学館

 

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緯度観測所の愛称でしたしまれた国立天文台水沢緯度観測所(1899年/明治32年設立)。現在は、国立天文台水沢VLBI観測所の名称となっています。
2019年に人類初となる「ブラックホールの影」の撮影成功並びに研究に大きく貢献しました。。
その隣に位置しているのが奥州宇宙遊学館。歴史を感じさせるその建物は、1921年(大正10年)に建てられた旧緯度観測所本館を利用しています。
奥州宇宙遊学館では、小さなお子様から大人の方まで宇宙科学を楽しく学べる科学館です。宇宙食なども取り扱っているので驚きです。
天文台キャンパスの中でひときわ目を引くのが20メーターの巨大パラボナアンテナ。間近で見ると圧巻です!その大きさをぜひ親子で感じてみてください。

皆さんお忙しい毎日を過ごしているとは思いますが、ぜひ天気の良い日には夜空を月、星を眺めてみてくださいね。季節によっては流れ星も見えますので、
見かけた時は、ぜひ星に願いをかけてみてはいかがでしょうか。

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